和菓子採集の旅 〜名古屋編① 梅屋光考

先日は名古屋へ行く予定があり、
和菓子屋巡りをしてきました。
名古屋といえば、上がり羊羹、
そして羽二重餅が美味しいイメージ!
なぜかふるふる柔らかい食感のものが多い❤️
そして蕨餅も然り。
春に向かうにつれ気になる蕨餅。
蕨の名店も多い名古屋でそのあたりも確かめたく!
ということで、まずは名古屋に到着!

新幹線の都合上とても早く着いたところで
おっ!

…きしめん。
そういえば、名古屋は新幹線乗り場にきしめん屋があるときいたことがある。
……
はいってみる。

はばひろ〜
ふわりと香る出汁
入ってくる人、入ってくる人、
みんなきしめんを注文。
やはり、名古屋。
ベースはきしめんなんだなぁとおもっていたら店員さんが「なんか今日はきしめんがでるねえ」と。今日は特になのね…

さて看板にさそわれ、
横道にそれたところで
本来の和菓子の旅へ。

まず一件目は
梅屋光考さんへ。
こちらは上がり羊羹とかるかんの
深山路が有名。
しっとりとしたかるかん生地と
プルプルした上がり羊羹との組み合わせの名物です。
茶銀座さんのイベントで提供されていたのですがあまりの美味しさに感激して
ぜひ一度訪問したかったのです。
お店は閑静な住宅街の中。
早朝ですがすでに予約を取りにきた車も。
予約していた深山路を待つ間店内をみてみます。
※許可を得て撮らせていただきました
受け継がれてきた菓子帖や木型などがおかれています。
上生菓子も美味しそう。
こちらも一緒に。
早蕨は道明寺のもっちりした食感に
皮まで柔らかくたかれたつぶ餡があう。
春の訪れを感じさせる組み合わせ。
わらび餅は生地が垂れ気味くらいの柔らかさでありながら弾力もほどよくのこり
絶妙なバランス!
なかの餡は豆の風味もしっかり目にのこったもの。

こちらでは伝統的なホロホロと崩れる有平糖も作られていてお干菓子にも力を入れられていました。
さて持ち帰った深山路。
もっちりほろほろとどけるかるかんと
なめらかな上がり羊羹の相性は抜群。
棹物としてはかなり柔らか目にできています。
上がり羊羹はふるふる、
さくっとした切り口。
なんと上がり羊羹は5時間ほどの工程をへてつくられています。
かるかんは三重県伊勢地方特産の山芋である伊勢芋が使われており芋の風味が豊か。
甘さも上品でスルスルとはいる。
この組み合わせは罪ですね!

若い店主さんは気さくな方で
いろいろと話題も盛り上がりました。
味はもちろん、とても居心地のよい素晴らしいお店でした。
和菓子採集の旅②へ続く

和菓子あさ貴

普段の生活のなかでに ふと気づく季節の移ろい、 日本のよきものを 和菓子教室を通じて おつたえしていきます。

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