2019.12.29 07:19クリスマス! 宇和島茶会での明治の和菓子作り来年のことをいうと鬼が笑うと申します。では・・去年のことならよいだろうか?ということですっかり一年前のことをアップしようかと思います。あー来年は筆まめを目指します。あ、来年のこといっちゃった!昨年の今ごろ、クリスマスは愛媛県宇和島市におりました。道中、愛媛 今治のキャラクター バリィさんがいましたのでパチリ。
2019.12.16 02:23金沢市 成巽閣でのお菓子「成巽閣に見る石川の伝統工芸」をテーマに した成巽閣でのセミナーにお菓子をつくらせていただきました。成巽閣は13代藩主・前田斉泰が母・眞龍院のために1863年に兼六園に建てた隠居所です。なんて親孝行なのでしょう…。国の重要文化財であるこちらの建物は寄棟造りの2階建ての建造物で階下は書院造り、階上は数寄屋風書院造りという2つの様式が取り入れられています。「謁見の間」の花鳥が彫刻された欄間、「松の間」では小鳥の絵が描かれたオランダ渡来のギヤマンなど、建具には小鳥や花、小動物などが多くあしらわれており、女性好みの雅な住まいには母を想う前田斉泰の気持ちが表れていますね。当日は館長が自らご案内くださって普段は非公開の茶室「清香院」や「清香書院」を拝見しました。
2019.12.12 08:02長崎菓子の面白さ ②長崎といえばさきに紹介したカステラ。しかし長崎にはポルトガル伝来の珍しいお菓子が他にもあるのです。それは「カスドース」。平戸藩門外不出の菓子として庶民は食べられなかった幻のお菓子です。始まりは定かではないのですが平戸藩の松浦家に代々伝わる「百菓乃図」にも記録があるほど歴史あるお菓子なのです。カステラを卵黄でからめ、糖蜜で揚げるポルトガル伝来の銘菓。イメージとしてはカステラのフレンチトーストといったところでしょうか。フレンチトーストは中まで液に浸すことが多いですがこちらは外に液をからめ、糖蜜で揚げて周囲にグラニュー糖をまぶしています。このザクっとした触感と濃厚な黄身のコク、そして中のカステラの甘味と他には類を見ないお菓子となっています。当時は高級品であっ...
2019.12.03 03:34日本食文化会議 石川大会2019が開催されます直近のご案内となりますが2019年12月6日~8日 日本食文化会議主催 で石川県にて【食と工芸】をテーマにした大会が催されます。前回は三重で開催されたこのイベント。伊勢という土地柄、シンポジウムでは神人共食をテーマにした講演がなされたり伊勢志摩サミットの料理を再現したり食にまつわる様々なイベントが催されました。さて、石川県金沢市での今大会は「食と工芸」がテーマになっています。加賀前田藩の工芸振興 のもと藩政期 からの職人技が受け継がれ箔 、漆器、染色、陶器などの産業が現在まで伝統産業となっており茶道文化、料亭など食とともに発展してきた食と工芸にまつわるユニークなプログラムが開催を予定されています。12月7日(土)14時半からしいのき迎賓館で開かれる開...